そらまぁ期待するほうが間違ってるんですが...

昨日、大学オーケストラから借りる楽器、引き取ってきましたのさ。
担当教授開口一番、"terrible case..."

...まぁね、ケースが音出すわけじゃないからね...
とはいえ、ここまでひどいのはあんまり見た覚えがない、レベル。全周にわたって補修しててその補修テープも剥がれかけてて、なんかもうべこんべこん。
んでまぁ教授が言うには、弦はたぶん替えたほうがいい...一本くらい切れてるかもしれないから*1、と。なんか忙しそうだったんで、楽器屋の名前をざっと聞いただけで失礼してきたんですが...
中身はこの状態。

切れてるっつか、二本、弦がないやん...これは既に楽器じゃない状態です(^^;
そんで写真だとよくわかりませんが、弓の毛*2もダメ。そもそも半分くらいに減っちゃってるんだもん(^^;
まぁね、いいんだ。そもそもからして虫のいい話をしてるわけで(見つけて貸してあげるよってのは先方から出た話ですけどね)、きれーにメンテされた上等な楽器が使えるとは、思ってませんさ。
でもねぇ、一応専門の音楽部でしょうここは...私の出身大学はそんなんじゃなかったけど、オーケストラ持ち楽器のメンテだけは、もうちっとましだったぞ。まぁ、部外者入れるキャパなんてなかったけど。



とにかく、
一定以上の期間だぁれも使ってない*3
のはたしか、と。まぁそれは仕方ないにして、さらに輪をかけるのが、
その楽器を探すのに十日を要した
という事実だったりする...
いったい、どこにどんな状態で置かれていたのやら(^^;



嘆いてる場合じゃないんで、きょうはこれからThe Chapel Hill Violin Shop*4へ。まぁ湖で写真撮ってからですけど。
なにしろリハは明日から始まるんです、ぼやぼやしてられません、とにかくこの子を起こしてあげなきゃ。弦張って弓の毛張り替えて、マッサージマッサージマッサージ*5...



...ちなみに楽器のグレードとしては、よくある機械製大量生産品。ストラディバリウスのコピーってラベルが貼ってある類です。音をどうこういうほどのもんじゃない...ま、そこはそれ、私の腕をもって慣らしてあげますけどね(おーまじ)(^^)

*1:Violin属は4本弦です

*2:完全に消耗品。磨り減ると摩擦がなくなって音にならないし、そもそもけっこうぷちぷち切れる。様子見て張替えが必要なしろもの

*3:使ってあげてないと楽器は鳴りが悪くなります

*4:担当教授情報はあやふやだったんで自分で探した

*5:楽器が一番鳴るポイントを見つけて、ひたすらそこをごんごん鳴らしてあげる。休眠楽器を目覚めさせる唯一確実な方法