顛末。

本日のリハーサル、明日明後日の連続公演(第二期)をもちまして、ミュージカル「ジキルとハイド」プロジェクトは終了となります。

このところべんきょべんきょと騒いでおりましたのは、要するに.........



そもそもは、1st violinのJanettが、第二期があることを知らずにサインアップしてしまった...プロジェクトが走り出してからそれに気づいたんですが、すでにこの時期には、別のスケジュールを入れてしまってる。
しゃぁない誰か替わりのviolin弾きはおらんか、と、指揮者兼コーディネータのJason青年は頑張って探したんですが...いない...そりゃね、試験もあらかた終わってやっと開放される時期です、新たに責任背負い込みたいヤツはおりませんて、そうそう。

やはり、というべきか、私にお鉢が回ってきました...violin弾いてくれませんか、と。そりゃいいけど、じゃぁviolaはどうする。
そう、今回の編成、各パート一人ずつなんです。1st violinがいないとなればその音が出ない、violaがいなくなるのもまた然り。
応えてJason曰く、

「1st violinがいないよりはviolaがいない方がまだましです」





むか



そらまぁメロディーラインの確保という意味では、1st violinの重要性はたしかに大きい。んが、じゃぁviolaを犠牲にしてもいいってのは、なんたる暴論であるか。
高音で朗々と歌い上げるviolin、中音でアンサンブルに厚みを添えるviola、それぞれまったく性格が違うわけで...だからこそ、双方揃って初めて成り立つものがある...
それにね、これまでこのミュージカルのviolaパートを一所懸命やってきた私としては、violaの音がまったくなくなるっていうのは、とうてい承服できかねるものがあるわけですよ、心情的にも。

2nd violinのGabriellaにはしかし、過大な負荷はかけられない。それほど器用な子じゃないんです、かわいいんですけどね。他のことは素晴らしく反応速いんですが、楽器もつとどうも不器用...


つまり必然的に、

こうなるわけです。
持ち替えながら私が両方弾く

管楽器、特に木管なら普通にあることなんですが、弦では聞かない...私もずいぶんいろいろやってきましたが、一つのコンサートの中で両方弾くってのは初めてです。しかもとっかえひっかえ持ち替えなんてのは、まぁ聞いたことがない...普通やるもんじゃないんだって、こんなこと。


でまぁ、曲が進んでいく中で、どこで持ち替えるか、どっちの楽器でどっちの音を出すか、てことをね...台本(楽器の間に見えてる白いのが台本です)も読みながら優先順位を取捨選択して、Gabriellaの負担も考えながら少しは彼女にも割り振って、てなことを。
うるさくいえば再アレンジに当たる行為で、著作権法上それはやっちゃいかんのではありますが、ここは...万やむを得ず、緊急特例として考えていただくほかない。


というわけで、なんだかしらんですが、ほぼ全能力搾り出しで臨む、てことになっちゃったんですわ。うひゃは。
現在、作業としてはほぼ...ほぼ、終わっております。どうしてもやはり、一度現場で音を出してみないと、微調整が。
あーとりあえず、楽譜めくる練習しとかなきゃ...いっぺんに二つ見るってのは、これはなんとも...



うひゃは。