買うべし。
ニコラス・アーノンクール指揮 ヨーロッパ室内合奏団
ベートーヴェン 交響曲全集。
いやあの、いまさらね、ベートーヴェンってね、
なにそれはっていわれるのは覚悟の上で...
これはすごいですよ。
交響曲一番から九番まで全部、ってそれはあたりまえとして、
序曲を全部(レオノーレ、エグモント、フィデリオ、とにかく全部)
ヴァイオリンコンチェルト(ソロはあのクレーメルさま)、ロマンス二曲(これはまぁどうでもいいけど)
ほいでプロメテウスの劇音楽なんてのもついて、
まだあるです。
あの大曲、ベートーヴェン最高のスケール(第九を軽くしのぐと私は思う)の、
ミサ・ソレムニス。
総演奏時間、
10時間40分(ばんざ〜い)。
それでお値段、
\1,500-(どひゃー...)
いやいや。ありえませんって。
それでまた、演奏がなにしろアーノンクールですからね。
古典におさまりかえったカビ音楽じゃない、
最高のライヴ感が味わえます。
いまさら金縛りにあったという。
スタンダードな名曲全集が欲しい方には絶対にお薦めできませんけど、
手に汗握りたきゃ、買うべし、です。
好みのジャンルによらず、音楽聴く習慣がある人なら、買って損はありません。
*1:これに入ってる曲については、自分の演奏経験含めて大抵の演奏表現には触れてるつもりなので...