ぼけらー。

こんだけばしゃばしゃ降られりゃ、一発で引きこもり決定。
ムスメは友達の誕生日祝いでサーカス見に行ってそのあとパーティだし、てことはろくすっぽ食事の準備も要らんし、ひたすらぼけらー。
写真のほうもストックあるし、ま、のんびりさせていただきましょう。



さて、一昨日のことですが。毎度の散財ばなし。
プロフィールに書きましたとおり、4月のコンサートで、レスピーギ作曲の「ローマの噴水」ってのをやります。世にローマ三部作といわれているその一つなんですが、三曲の中では一番人気がない...一番人気がローマの松、二番がローマの祭り、で、けつっぺが噴水、と。
まぁ、それはいい。
この曲の演奏、私、トスカニーニのしか持ってなくて...定番中の定番、名演中の名演ではありますが、いかんせん音が古い。1949年録音ですからねぇ。演奏の下準備で聴くには、ちと分解が足りないんです。
ということで、行ってまいりました iTunes Music Store(アメリカ版)。
"Respighi"で検索すると、まぁそこそこの数がヒットします。ふむふむふむ...ルイス・レーンのアトランタ響? たしかテラークで出してたオーディオファイル向けのくっだらない演奏ね、こんなの要らない...
お、マゼール/クリーブランドがあるか。
嫌いな指揮者の一人なんですが、嫌いとはいえ、上手さは認めざるを得ない...しかもこの組み合わせということは、もしかして往年の名盤...
やっぱり。1976年録音の、"Legend(伝説)"と称される録音でした。
30秒試聴でちょいちょいつまみ聴いて、うーん、こりゃぁ...いいではないか...
一度はキャンセルしたんですが、どうにも気になってしょうがなくて、結局買っちゃいました。あーリッチな響きだこと、この時代の録音技術ってやっぱりすごいなぁ、クリーブランドもすげぇレベル高い...
って、やっとこ気づいたんですけどこのCD、肝心の「ローマの噴水」、入ってない。
「ローマの松」「ローマの祭り」「金鶏(リムスキー・コルサコフ)」というラインアップで...しまった当座の役には立たんじゃないか。金鶏も好きな曲だからまぁいいんだけど...
試聴機能に釣られたぜ。おのれiTunesMS。
しゃぁない、とにかく噴水を探さなきゃ...カラヤン/ベルリン・フィル? 勘弁してくれ大っ嫌いも極まるんだそれは...えぇと...
あ、お国もの。ダニエレ・ガッティ指揮、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
知らん。
試聴。
よい。
他にも少し試聴しましたが、世界的メジャーどころに比べてもまったく引けをとらない、というより、「ローマの噴水」の導入部分がこれだけ詩的に歌いこまれてるのは、聴いた覚えがありませぬ。安心して購入。というわけで、
試聴機能いいじゃないか。やるなぁiTunesMS。



ちなみにこれもプロフィールに書きましたが、4月のコンサート、Rautavaara(ラウタヴァーラ、と読む。フィンランドの作曲家。存命)という人の、"Isle of Bliss(幸福の小島)"って曲も、やります。
知らん(^^;
これも、アマゾンで売ってるのと同じアルバムがiTunesMSに入ってまして、無事ダウンロード(購入)。
知らない曲の演奏が決まると、ショップ巡り歩いたり取り寄せたりで面倒ばっかだったんですが...試聴した上ダウンロードでおっけぇってのは、楽でよろしい。どうせマーケットのほんの片隅の意見に過ぎないのではありますが、この利便性はなかなかに素晴らしいと。



でもね、iTunesMSの日本版だと、レスピーギなんてお寒い限りです*1。なぜかラウタヴァーラはあったりするのがまたわからんけど、まぁとにかく、まちっとライブラリ充実させてくれんとなぁ...
帰国するときにはアメリカの口座は閉めるんで、米国版iTunesMSは使えなくなるんです。
レコード会社各位の熟慮を求む、ってとこですか。

*1:しかも、作曲者名をカタカナで検索するとヒットなし。Respighiだと出るけど。国内版もあるというのに、どういうことだか